類は友を呼ぶ

気の合う者や似通った者同士は、自然に寄り集まって仲間を作る
という意味。
だとしたら、自分の周りにどんな人が集まっているかを見れば
自分とは、どのような人間なのかが分かります。
では、なぜ似た者同士集まってしまうのでしょうか…?
心理学的に見てみましょう。
学生時代、席の近い人や家の近い人と友達になりやすい
これを「接近の要因」と言います。
しかし、しばらくすると、例えば同じ部活や趣味を持っているなど
共通点の多い人や、不良は不良同士、おたくはおたく同士…など
似た者同士でグループを作ります。
これを「類似性の要因」と言います。
つまり、類友です。
特に中学生以降の思春期に入ると、
友達付き合いがだんだん狭く深くなり、類友傾向が強くなります。
発達心理学のE.H.エリクソン博士は、
自分と趣味や考え方が近い人間と集まることで
自分の持つ感覚や価値観の正しさを確認すため
他人を通して自分というものを認識し、
友達同士が互いに「アイデンティティ」を補強し合うのではないかと考えました。
さらにエリクソン博士は、
「他人の目を通して自分を見つめる」と言いました。
周囲から、「真面目だね」「変わってるね」「面白い人だね」などと言われることで、
「あ~私って、真面目なんだ」
「あ~私って変わってるんだ」
「あ~私って面白いんだ」
と、コミュニケーションを通して、自分を見つめることで、
アイデンティティが確立され、それによって人生も変わるということになります…
自分がとんな人間か知りたかったら、
いろいろな人とコミュニケーションする必要があるということになります。
それは、「なりたい自分」と違うかもしれません。
また、学生時代は仲が良くいつも行動を共にしていた人でも
社会人になってからあまり会わなくなる…ということもあります。
それは、経験によって、自分の感覚や価値観が変化するからです。
新しくできる友達は、今のあなたがどんな人なのかを教えてくれているということになります。
また、あなたが今憧れているステージがあるとしたら
既にそのステージにいる人に近づいてみると良いでしょう。
そのステージにいる人とコミュニケーションすることで、
あなたが成長し、感覚や価値観がその人たちと同じになったら、
友達として、お付き合いすることができるからです。
つまり、あなたが「変わろう」と思うかどうかが大切なのかもしれませんね。
セッションのご予約・お問い合わせは
オーナーへメールまで

2016年03月09日 Posted byリアノン at 13:32 │Comments(0) │言葉
コメント承認はオーナーが承認